ファガラシュ要塞
1310年に建設が始まり、16世紀に完成した。当時の支配者であった勇者ミヒャエルが妻に寄贈し、彼の家族と財宝がここに収容された。残念ながら、要塞は共産主義時代には刑務所として使われていた。
外には要塞を囲む湖があり、とにかく堂々としていて、妖精のいるおとぎ話のような雰囲気だ。湖には白鳥が姿を現すので、夏か春に訪れるのがベストだ。要塞内にはファガラシュ博物館があり、中世の拷問道具も展示されている。壁には、共産主義時代にここで行われた拷問についての記述があり、この場所の暗い歴史が外の静寂とは対照的である。中世の雰囲気を残すため、土曜と日曜の午前11時からは要塞の衛兵が登場する。