ブラショフ
ブラショフは、ラテン語で「コロナ」、ドイツ語で「王冠の街」を意味する「クロンシュタット」と呼ばれ、ルーマニアの中央に位置し、ルーマニアで最も観光客の多い都市のひとつである。
1211年にチュートン騎士団によって古代ダキア人の遺跡に建設され、13世紀にはサクソン人によって植民地化された。その後、トランシルヴァニアの7つの要塞(ドイツ語:シーベンブルゲン)のひとつとなった。
王冠都市という名前は、ブラショフがその立地上、西ヨーロッパとオスマン帝国を結ぶ交易路の十字路に位置していたため、サクソン商人が富を得、その地域で大きな政治的影響力を行使することができたことに由来する。
ゴシック様式、バロック様式、ルネッサンス様式など、さまざまな建築様式が混在するブラショフの街は、毎年世界中から何千人もの観光客を惹きつけている。