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カンタクジーノ城

2011年に完成したカンタクジノ城は、その立地から「ザモラ城」とも呼ばれ、ペレシュ城と同様、当時のルーマニアの名家、ゲオルゲ・グリゴレ・カンタクジノ王子の一族が住んでいた。その後、個人所有となり、ブラショフを訪れる外国人観光客とルーマニア人の双方にとって重要な観光スポットであり続けている。

この城の中庭は3.5ヘクタールにわたって広がり、噴水、大通りの両側に並ぶ木々、ルーマニアのマリア女王とイレアナ王女が参列した洗礼者聖ゲオルギウスに捧げられた公園内の小さな木造の礼拝堂など、壮大な印象を最初に与える。もちろん、城の公園だけでは物足りないのであれば、カンタクジーノの敷地は970haの森に囲まれている。

ムラーノガラスの窓、彫刻が施されたオークの扉、カッラーラ産大理石の階段、石で彫られた欄干、そしてもちろん中央のパビリオンにある壁画のギャラリー。残念なことに、これらの絵画は共産主義時代に覆い隠されてしまったが、2010年に私たちが知っている現在の形に修復された。2015年からは専用のアートギャラリーがオープンし、有名なアーティストの作品が展示されている。最後になったが、この特別な文化体験とは別に、息をのむような景色と質の高いサービスを楽しめる2つのテラスレストランのいずれかでくつろぐ可能性もある。

ティム・バートン監督は、2022年に最も評価された『水曜日』シリーズの撮影にカンタクジーノ城を選んだ。